• トップ
  • 読み物
  • 2019年1月25日(金)~26日(土) 全国ゆりサミットin高知 「ゆりを続ける」開催

2019年1月25日(金)~26日(土) 全国ゆりサミットin高知 「ゆりを続ける」開催

2019年1月25日(金) 高知市『三翠園』に於いて、全国のユリに関わる生産者や市場、業者ら約260人が集う『全国ゆりサミットin高知』が開催されました。
第一回「全国ゆりサミット」が埼玉県深谷市で開催されてから3年が経ちました。
サミットのきっかけは雪害からの復興でした。それから今に至るまで地震、台風、豪雨と自然と共に歩むにはあまりにも多くの試練がありました。また、ユリを取り巻く時代の変化も加速度を増しています。
第二回「全国ゆりサミット」のテーマは「ゆりを続ける」。
業界みんなで考え行動するために、分科会でしっかりと将来について討議するサミットとなりました。
高知竜馬空港やサミット会場で出迎えてくれたユリのアレンジをはじめ、スムーズな会の進行や交流会でのおもてなし、翌日の現地研修の手配まで、多くの時間をかけてサミットを作り上げてくださった実行委員会の皆さんに心より感謝申し上げます。
参加者から多くの感謝の言葉が伝えられた充実した2日間となりました。

高知竜馬空港を包み込むユリたちが
香りのお出迎え

サミット会場の三翠園では、
高知県で栽培された花たちが
リリーアンバサダー橋田智彰さん、濵田達也さん
によってデザイン装飾されました。

全国から続々と集まった270名もの参加者が、
サミットの開始を楽しみに歓談の時を
ロビーで過ごしていました。

サミットメイン会場(1F富士)

実行委員スタッフパーカーには
「ゆりを続ける」の文字

全国ゆりサミット in 高知
実行委員会長 森田浩明氏の挨拶から
始まりました。

開催高知県 岩城孝章高知県副知事の挨拶に続き
来賓祝辞は第一回「全国ゆりサミット」を開催した埼玉県小島進深谷市長から始まり、
坂原啓文土佐市長 岡﨑誠也高知市長とつづきました。
この後、4つの会場に分かれて分科会が行われました。

分科会では小グループ(10人前後)で意見交換から共有されました(80分)。
それぞれのテーマをまとめた全体会ではポジティブな発表がされました。
 
テーマ1:「我々は売りにくくなったゆりをどうやって売っていくのか」
テーマ2:「納得いくゆり作りとは何か、作り続けるために何ができるか」
テーマ3:「ゆりと人の関係性はどのようになっていくのだろうか」
テーマ4:「考える事が次につながる」

どのテーマからも「コミュニケーション」「つながり」「アクション」
そんな言葉が聞かれました。

農研機構 花き生産流通研究領域
品質抑制ユニット長の大久保先生からは
ユリの香り販売実証実験について
紹介がありました。

特別ゲストあいさつ
駐日オランダ王国大使館
エバート ヤン・クライエンブリンク農務参事官

代表者会議、分科会、全体会を終えて
『全国ゆりサミット in 高知』のサミット宣言が行われました。
第一回「全国ゆりサミット」の宣言に加えられた
『ゆりを次世代へつなげる取り組みを積極的に行います』
この宣言を参加者全員が胸に刻みサミットは閉会となりました。

サミット後に活発な情報交換会が行われ、
会場が熱気に包まれるなか
余興の「青龍」よさこい演舞が行われ、その後夜遅くまで
話は尽きませんでした。

翌26日(土)は早朝より3コースに分かれて視察が行われました。

(株)中村農園の試験農場

2018年南半球産の試作が見られました。

品種ごとに違うユリの香りを感じる
コーナーも設けられていました。

サミットに参加した全国の百合人のアクションが今後楽しみです。
「全国ゆりサミット」が第三回、第四回と続くように
夢をもって「ゆりを続ける」ようにリリープロモーション・ジャパンは応援していきます。