ユリをもっと気軽に楽しんで!
もはや、花粉や香りは問題ではありません。
皆さんユリにどんなイメージをお持ちですか?
ユリの美しさは、色や香り、そして優雅さによって決まると言われています。しかし、花粉が付いたり、強い香りが心配で、本来のユリの美しさを楽しむことができないという方も多いのではないでしょうか。
香りの無いユリ
皆さん、きっとユリの甘い香りはお好きですよね。
でも、ユリは愛らしい美しい姿のものばかりでなく、香りが強いものまで様々あります。
中には見た目がきれいでも、強い香りのために買うことをためらってしまうユリもあります。
幸いなことに、交雑育種されたユリには香りの無い品種があります。
ユリはアジアティック系、ロンギフローラム系、オリエンタル系の3系統に分類されます。
香りの無いユリはアジアンティック系にあります。
アジアティック系は、他の2つの品種に比べ上品で色数も豊富です。
香りの少ないユリや香りの無いユリを楽しみたい場合、
どこでどのようなユリを選べばよいか、みなさんご存知ですよね。
『花粉が付いてしまったときは?』
まず、花粉汚れを防止するために、3つの方法をご紹介しましょう。
葯を取り除いたユリを購入しましょう。
自分で雄しべの葯を取るか、ヘアースプレーで葯から花粉が出ないように固めてしまいましょう。
これは予防というより、花粉が付着してしまった場合の処置ですが、
衣類、ソファや床に付着してしまった!なんてことありませんか?
慌てて擦ったり湿った布で拭き取ってしまわないよう、気をつけてください。
軽くたたくように落とすのですが、その際、粘着テープを使用することをオススメします!
『八重咲きのユリがあることをご存知ですか?』
八重咲きのユリの雄しべに花粉ありません。
通常のユリは花弁が6枚ですが、アジアティック系とオリエンタル系の中には、
12、18または24枚の花弁を持つ品種があります。
アジアティック系にある香りの無いユリや、無花粉の八重咲のユリは、
ユリが敬遠されてきた「強い香り」と「花粉」の問題において2つの良いことがあります。
『できるだけ長くユリを楽しむために』
それらの香りの無いユリや無花粉のユリをお店で買ったり、素敵な花束をプレゼントされたら、
できる限り長く楽しみたいですよね。
そこで、長く楽しんでいただくために、ちょっとしたことをお試しください。
まず、茎の2~3センチをカットします。
花瓶にお水を入れて、浸かってしまう位置にある葉は取り除きましょう。
そして、使用する花瓶はきれいにし、きれいな水を入れてください。
たったそれだけで、ユリを長くきれいに楽しめますよ。