佐竹 あずさ
Azusa Satake
生年月日 | 1988年9月1日 |
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出身地 | 高知県 |
職業 | 花生産者 |
所在地 | 高知県高岡郡 |
ご実家の代表者または会社名 | 佐竹農園 |
ユリ産地名 | 高知県高岡郡 |
趣味興味のあること | 音楽鑑賞、ライブ、お店の開拓、イベントの企画やお手伝い(ボランティア活動)、読書、アート巡り、旅行 |
WEB |
ユリの名前:カサブランカ(OH)
ユリを買ってくださるみなさまへメッセージ
ユリと言っても品種・色と多様にあります。だからこそ冠婚葬祭やプレゼント、部屋に飾るよう等、花が求められるシーンすべてに順応が可能です。特に華やかさや香り、日持ちの良さをお求めになる場合は、ぜひお薦めしたいです。産地のリレーも成り立っているので、年中買い求めることが可能です。
自分自身、小さい時から日常にカサブランカがあるのが当たり前の生活をしています。ユリが日常にあることで、部屋が明るく感じ、ほっとします。来客があった時には、部屋中に香りが広がりかつ華やぐことから「えいねぇ~」と言っていただけます。
ぜひより多くの方々に、ユリを身近に感じてもらいたいと思います。品種も多いので、自分のお気に入りのユリを見つけ、日常に彩をプラスしてみてはいかがでしょうか?
ユリに対する思い・ご家族のユリや産地のPR
高知県は冬の一大産地としてユリの生産・出荷しています。農協から個人まで県内には多くの生産者がおります。
佐竹農園は個人農家として、オリエンタル系ユリを中心に約10万本出荷をしています。出荷量の半分をカサブランカ、残りをカサブランカとセットで使用いただけるようピンクや赤系の色物を中心としたオリエンタル系ユリを出荷しています。
カサブランカについては、特秀以下5段階の選別基準をもうけています。ステムが固く、葉っぱの色が濃く、花のボリュームもあるカサブランカ作りを目指しています。
セットで出荷している色物を中心とした花は「エマニー」「ビビアナ」「シベリア」を中心に出荷しています。季節にあった色合いのもので、カサブランカにも引けをとらない、ステムの固さ、ボリュームのある品種を選び、出荷しています。また球根の関係で今年までの出荷とはなりますが「ナルミ」という独自の名前をつけたユリも出荷しています。
佐竹農園のこだわりは大きく分けて4つあります。
1つ目は上記にあるように、カサブランカを中心としたボリューム、ステムの固さのあるオリエンタルユリの栽培・出荷です。球根を購入する際における基準でも花の大きさや色目を見ています。
2つ目は土づくりです。納得のいくカサブランカを出荷するために、土づくりは3ヶ月程度の時間をかけて行います。まず「ソルゴー」と言われるものをまき、出荷が終わった土地をリセットさせ、地力増進をはかっています。ユリを栽培するために必要なため使用している肥料等ですが、多すぎても良い品が作れないので、ソルゴーによって余分な土の栄養を吸収させています。つぎに「ふすま」という工程を行い、自然の熱(太陽光)を利用しながら土を蒸しこみ土壌消毒を行います。ユリの生育に悪影響を与える菌らの自然のエネルギーを利用した消毒方法です。この時に、効果を高めるために竹も入れています。これらの過程を天候等を配慮しながら丁寧に行い、次作への準備を進めていきます。
3つ目はヒートポンプの活用です。比較的早い段階で導入しています。ほぼすべてのハウスに設置し、稼働させることで、できるだけ切れ間のない安定的な出荷と品づくりを行っています。
4つ目は昔ながらの良さを残した出荷体系です。まずはカサブランカを束ねるときはテープを使用して、がっちり固定しています。箱詰めの際は新聞紙と白紙を使い、花に傷がつかないよう努力しています。また出荷が終わった後の球根はたたきこまずに、一個一個手作業で掘って別の場所にて処分しています。
文章では伝えきれないこだわりがたくさんあります。ぜひ目で見ていただきたいとも思いますので、圃場に来ていただけたらと思います。自分らのいる中土佐町は高知県内でも有名なカツオと酒のおいしい町です。食と観光の融合した地域です、ぜひ観光がてらでも良いのでぜひお越しください。お待ちしています。